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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
英国紙が絶賛「チェルシーに足りなかったのはエンドウ」リバプール遠藤航31歳に“危険タックル”も…松葉杖姿で語った本音「痛かったですけど…」
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2024/03/01 17:05
2月25日、リーグカップで優勝。リバプールで初タイトルを獲得した遠藤航(31歳)
「感極まったというか……。このチームに来て、やっぱりタイトルを獲るのが目標だった。多分みんなクロップ監督がいなくなるとか、いろんな思いがある中で戦っていたと思う。
とにかく、結果を残したいという思いでやっていた。良いプレーを続けて評価されても、リバプールは結果が求められるチームだと思っていたので。こうやってひとつ、しっかりと結果を残したことは、自分にとってもすごく大きいかなと思いました」
今回のファイナルが激闘であったのは、遠藤が松葉杖をついて取材エリアに現れたことでもわかった。
「痛かったですけど…」
日本代表MFは、後半7分にチェルシーのMFモイセス・カイセドとボールの競り合いで衝突。その際カイセドをふっ飛ばしたが、遠藤は左足首を強くひねったという。試合後は、悪化防止のため足首にプロテクトブーツを装着していた。
実際にカイセドと接触した後、遠藤は痛そうな様子で左足を気にする仕草を見せていた。延長戦のハーフタイムでは足を軽く引きずっていて、見るからにつらそうだった。
それでも、目まぐるしく攻・守が入れ替わる試合の中で足を止めることはなかった。「痛かったですけど、まあ、やるしかないと思って。できないことはなかったので、痛みを抱えながらやりました」と、遠藤は平然と言ってのけ、さらに言葉を続けた。
「こうやって自分がタフにやれることを証明し続けたからこそ、連戦を含めて、今日の試合も最後まで使われたと思う。今日は若い選手もいました。自分が加入1年目とか関係ない。自分に経験があることを考えれば、チームを支えないといけない存在だった。後ろにいるキャプテンのファンダイクと一緒にやれたので、よかったなと思います」
「(記者:足首の痛みだけでなく、延長戦まで行ったため足がつりそうにも見えたが……)両ハム(=ハムストリング)つりそうでしたけど(笑)、 なんとかやりきったという感じでした。こういう戦いをするために、ここに来たので」
サムライ戦士は、そうきっぱり言い切った。
英紙「チェルシーに足りないのはエンドウだった」
この決勝で、遠藤は攻守両方で効いていた。
記者から、ボールの競り合いでカイセドをふっ飛ばした場面について尋ねられると、遠藤はこの試合における自身のテーマについて次のように明かした。