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山本由伸とのノーノー達成直後に「浮かれとるやないかい!」激ツッコミも…声優・立花理香が語る夫・若月健矢の「ヤバイわよ!」な愛され秘話
text by
曹宇鉉Uhyon Cho
photograph byHideki Sugiyama / Kiichi Matsumoto
posted2023/12/12 11:05
オリックス・若月健矢(左)と人気声優・立花理香
のちに夫となる若月健矢がプロ1年目を迎えていた2014年、立花は『アイドルマスター シンデレラガールズ』の小早川紗枝役に抜擢される。その後もアニメ、ゲーム、ラジオと幅広く活躍を続け、アニメ化もされた人気ゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』のメインキャラクター・キャル役は代表作のひとつになった。
拡散されたあのセリフ…
「ヤバイわよ!」
2018年の暮れ、立花のハリのある声が全国のお茶の間に響いた。『プリコネ』のテレビCMでキャルが発したこのフレーズは、汎用性の高さからネットミームとして拡散し、2019年の若月との結婚によって再び注目を集めることになる。
2020年7月には、パ・リーグTVの公式YouTubeチャンネルが「若月健矢『強打者の風格』がヤバイわよ ヤバイわよ」と題した動画を投稿。さらに若月がおにぎりを握る動画にも【おいしさやばいわよ】という惹句が用いられたほか、『プリコネ』の用語を流用した「プリンセスフォーム若月」なる造語も生まれた。
つい先日のクライマックスシリーズ開催中も、「おりほー!」でおなじみのバファローズ☆ポンタの公式SNSで、立花が声を担当するポンタの妹・プティポンタが「ヤバいわよ!!」の文字とともに勝利を祝うイラストが投稿されたばかりだ。果たして、当事者はこのムーブメントをどう受け止めているのか。
「ヤバイわよ!」衝撃の出来事
恐る恐る話題を振ると、立花は「ええ、ええ、夫婦ともども存じ上げております」と苦笑しつつ率直な感想を語ってくれた。
「たまに夫とも話しますよ。『よくこんなこと思いつくよね!』『面白いね!』って。個人的には楽しく見ていますけど、あまり擦られすぎると私が作品側に怒られないかな、とちょっと心配ではあります(笑)。でも、これを通じて野球ファンの方が『プリコネ』を知ってくれたり、逆に作品のファンの方が『何がどうなっているんだ?』と野球に興味を持つきっかけになってくれたりすれば、それはそれでいいことなのかな、と」
では、夫婦生活のなかで、若月に対して「ヤバイわよ!」と言いたくなった出来事はあるのだろうか。
「ピザ用のミックスチーズを買ってきて、とおつかいを頼んだら、なぜかお惣菜の生春巻を買ってきたことがあって。『わからなかったらとろけるチーズでもいいから!』って伝えたんですけど、結局チーズは買ってきてくれませんでした(笑)。よっぽど生春巻を食べたかったのかな、と思ったら『食べられない食材入ってるから食べていいよ』って……。ちょっと理解に苦しみましたが、野球で疲れていたのかもしれません」