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「ピッチだけじゃない。ベッドの中でも…」“ジーコの兄”エドゥーはスゴい豪傑だった「質問が間違っている!」記者に切り返したワケ

posted2023/09/03 11:03

 
「ピッチだけじゃない。ベッドの中でも…」“ジーコの兄”エドゥーはスゴい豪傑だった「質問が間違っている!」記者に切り返したワケ<Number Web> photograph by Hiroaki Sawada

2004年アジアカップ優勝記念の盾を手にしたエドゥー。自身のサッカー経歴についても語ってくれた

text by

沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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Hiroaki Sawada

「ジーコの兄」として知られるエドゥーに鹿島アントラーズと日本代表ウラ話、日本人ファンが意外と知らないフットボーラーとしての足跡などについて聞いたインタビューの続きです。(全3回の第3回/第1回から読む)

――あなたは、いつ頃からボールを蹴り始めたのですか?

「私は、ボールを蹴りながら生まれてきたんだ(笑)。まあそれは冗談だが、幼い頃からフットボールのことしか考えていなかった。

 長男のゼッカに続いて、14歳でアメリカFC(リオの中堅クラブ)のアカデミーのテストを受けて合格した。次男のナンドも、18歳でフルミネンセのアカデミーに入り、ジーコも14歳でフラメンゴのアカデミーに合格。この4人がプロになった。兄弟の中で、四男のトゥニッコだけがプロにならなかった」

――彼はあまりうまくなかったのですか?

「いや、うまかったよ。兄弟の中で一番背が高く、ポジションはCB。本人にプロになる気があれば、なれたと思うな」

世界で最も多くのゴールを記録したファミリーだろうな

――それはますますすごいですね。プロになった4人のポジションは?

「全員アタッカー。ゼッカがCF、ナンドが左ウイング、私がCFかトップ下で、ジーコがトップ下。兄弟4人の得点の合計は、ジーコが800以上、私が少なくとも500、ゼッカが150くらいでナンドが25くらいだから、1500点前後。世界で最も多くのゴールを記録したファミリーだろうな(注:これは、非公式戦を含めた数字。公式戦に限ると、この半数前後と思われる)」

――あなたの選手時代の体格は?

「身長163cmで、体重が58kg前後」

――体が小さいせいで苦労したことは?

「一切ない。私は、ピッチの中に入ると巨大化する。180cm以上になるぞ(笑)」

――それはすごいですね(笑)。

「ピッチの中だけじゃない。ベッドの中でも――」

――ひえええ、それは本当ですか?

「だから、体格のせいでコンプレックスを抱いたことなどない」

――確かに、現役時代の動画や写真を見ると、背は低いけれど体に厚みがありますね。

「76歳の今でも、足はこんなに太いからな。そして、太いのは足だけじゃない。先日、診療所へ行ったら、若い看護婦さんが私の足を見て『すごく逞しい足をしていらっしゃるんですね』と驚いていた。そこで、『私の体で魅力的な部分は足だけじゃないぞ』と言ったら、聞こえなかったフリをしていた(笑)」

20歳にしてセレソンに初招集されたが…

――それは当然でしょう、セクハラと言われても仕方がありません(苦笑)。ともあれ、アメリカFCでは順調にカテゴリーを昇ったのでしょうか?

【次ページ】 “ある事件”のせいで五輪招集を逃した

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