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江川卓でも桑田真澄でも斎藤佑樹でもない…あなたが選ぶ「夏の甲子園・史上最強ピッチャー」No.1は誰?《700人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKatsuro Okazawa/AFLO
posted2023/08/26 11:06
夏の甲子園「史上最強ピッチャー」は誰か? Number Webでアンケートを行った
「当時、江川投手が登場する日は電力不足になるというニュースがあったくらいです。それだけみんな見たかったということ」(60歳・男性)
「とにかく頭脳的なピッチングが印象的。江川投手に勝つために相手高校が知恵を絞り、特に(センバツで対戦した)広島商がヒット待ちではなく、足を絡めて1点取ったのがすごかった。広島商が普段から打倒江川で練習して備えていた。それほど相手が恐れていたということ。今の時代、そこまで備える対戦相手は存在するのだろうか」(64歳・女性)
2位 桑田真澄 106票
かの伝説的強豪・PL学園(大阪)の黄金期を築いた桑田真澄が2位に。
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「1年夏に甲子園デビュー」「5季連続で甲子園出場(すべてベスト4以上)」「夏の甲子園14勝」「最後の夏を含む優勝2回」。そんな甲子園にまつわる“パワーワード”を多くもつレジェンドが、ほかならぬ桑田でした。
名門で1年夏から実質的なエースとして活躍。野球選手としては小柄な174cm、球種はストレートとカーブのみ……。それでもほぼ完璧ともいえるコントロールと、大きく曲がるカーブのコンビネーションで相手を翻弄。清原和博とともに最後の夏を優勝というドラマも、「甲子園のエース」らしい締めくくりでした。
「甲子園通算20勝の実績に加えて、並いる強豪校に対する小気味良いピッチングと躍動感、高校生らしい爽やかさが印象的だった。低めに糸を引く真っ直ぐと大きなカーブは一級品」(60歳・男性)
「PL学園の黄金期を築いた小さな大投手。内角低めにズバッと決まったストレートに鳥肌が立ちました」(50歳・男性)
「1年生で、当時夏春連覇中でどこにも負ける気がしなかった池田高校を破っての優勝というのは、強烈なインパクトがあった。夏の甲子園14勝は凄いの一言」(54歳・男性)
「池田高校戦の勝利は、大番狂わせの試合でした。PLが勝つなんて。それも投手は1年生。彼の名前は桑田真澄。この名前を忘れられなくなる試合でした」(74歳・男性)