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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
大阪桐蔭・西谷浩一監督も“加盟校アンケート70%”も反対「高校野球7イニング制」だが…日本高野連は「じつは前段階で舵を切っていた」
posted2026/01/11 11:00
大阪桐蔭・西谷浩一監督が反対の姿勢を明確にした高校野球の7回制だが……日本高野連のアンケート結果を子細に見てみると?
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph by
Nanae Suzuki
日本高野連で7回制への移行の議論があり、アンケートを実施したことについては、以前に紹介した。その結果が先日発表された。傾向とともに見ていこう。
アンケートで加盟校70%、大阪桐蔭監督も反対と
◆調査会社による登録モニター向けの調査(6月16、17日、回答者数2472)
賛成…35.9% 反対…25.0%
女性は各年代で賛成が多く、男性は10~30代の4割が賛成。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込める」が最多。男性は40~60代の反対が多く、高校野球に関心がある層、野球経験がある層は反対がやや多かった。理由は「終盤の勝負の醍醐味がなくなるから」が最多。
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◆加盟校対象のアンケート(6月27日~8月8日、回答校数2643)
賛成…20.8% 反対…70.1%
部員数が0~20人の学校は賛成が28.2%。軟式野球部は賛成が32.4%。理由は「試合時間が短くなり、選手の熱中症予防の効果が見込めるから」が最多。一方で部員数が増えるほど反対が増え、61~80人の学校では91.1%が反対だった。理由は「打席数や投手の投球数が減り、プレー機会が減ってしまうから」が最も多かった。
◆日本高野連のウェブサイト(期間6月30日~7月11日、回答者数8953)
賛成…768 反対…7923
アンケートは「登録モニター」「日本高野連加盟校」「ウェブサイト経由の一般ファン」に対して行われた。その中で7回制導入に対しては、登録モニターは辛うじて賛成票が上回ったものの、加盟校で7割、ウェブサイトでは9割が反対に回った。さらに2026年初頭には大阪桐蔭・西谷浩一監督が7回制に反対の意向を示した報道が話題となった。
アンケート実施を意図した“6項目”とは
そもそも、日本高野連がアンケートを実施した意図とは何だったのか。日本高野連は以下の6項目を挙げている。

