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「ボクの前の最年長は誰でしたっけ?」”ミスター・ダービー”武豊54歳が語った日本ダービーの記憶「有馬記念でも、天皇賞でもなく…」 

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片山良三

片山良三Ryozo Katayama

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photograph byAi Hirano

posted2023/05/22 17:00

「ボクの前の最年長は誰でしたっけ?」”ミスター・ダービー”武豊54歳が語った日本ダービーの記憶「有馬記念でも、天皇賞でもなく…」<Number Web> photograph by Ai Hirano

史上最多のダービー6勝をあげている”ミスター・ダービー”武豊(54歳)が、日本ダービーの記憶と自身の記録について語った

「有馬記念ではなく、天皇賞でもジャパンカップでもないわけです。ダービージョッキーになれ、というメッセージだったのかもしれません。あんな場所にも刷り込みが仕掛けられていたのかと思いますね。優勝馬の名前に血統も添えられていて、あそこを通るたびに足の運びをゆるめて見ていたものです。いまはボクの写真もあそこにあるのかなあ」

「最年長ダービージョッキー」として

 歴代最多のダービー6勝ジョッキーが、歴史を作った人として後輩たちに見てもらいたい願望を小さく口にしたのを聞き逃すわけにはいかなかった。

――昨年は「最年長ダービージョッキー」というフレーズが大いに刺さりましたね。

「いろんな人にいろんなところで何回も言われました(笑)。最初はピンと来なかったんですが、いまは全然イヤじゃなくて、言われることが面白くなってきましたよ。ボクの前の最年長は誰でしたっけ?」

――増沢末夫さんです。48歳7カ月でした。

「ああ、ダイナガリバー('86年)ですね。この前ノリちゃん(横山典騎手)と話していて、柴田政人さんがウイニングチケットで勝ったときに44歳だったことを、いまになって驚いていたんです。悲願を達成して、もうやめてもいい、みたいな報じられ方だったこともあって、もっと年寄りだった記憶しかなかったねと、二人で笑い合いました。『いまの俺より老けてたよなあ』ってノリちゃん。そこはボクも自信があるところです(笑)」

武豊Yutaka Take

1969年3月15日、京都府生まれ。'87年デビュー。JRAリーディング18回、37年連続重賞勝利、歴代最多騎乗など数々の記録を持つ。JRA通算4421勝は歴代最多。重賞483勝、GI121勝(地方、海外含む。5月12日現在)。170cm

【続きを読む】雑誌ナンバーの記事が全て読めるサブスク「NumberPREMIER」内の【独占インタビュー】武豊が語った6度の戴冠と幼少時の記憶「最低人気の馬であっても、とにかく乗っていたいのがダービー」で、こちらの記事の全文をお読みいただけます。

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