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「オータニを見るのが待ちきれない。僕はヤンキースファンだけど」大谷翔平が“ニューヨークを魅了した日”「二刀流をエリートレベルで…」
posted2023/04/19 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Daniel Shirey/Getty Images
<証言1>
彼は世代を担う才能だ。
(アーロン・ジャッジ/NumberWeb 2021年7月5日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/848712
◇解説◇
現地時間4月18日(日本時間19日)に行われたヤンキース戦に、大谷は「2番DH」で先発。初回の無死二塁で回ってきた先制のチャンスに4号本塁打を放ち、さらに今季初盗塁をマークしてエンゼルスに追加点をもたらすなど5-2の勝利に貢献した。
先頭打者のウォードが二塁打でいきなり得点圏のチャンスを迎えると、大谷は相手先発シュミットの投じた3球目のスライダーに反応。鋭く振ったバットが捉えたボールは打球速度116.7マイル(約187.8キロ)という高速打球で右中間にあるブルペンへと飛び込んだ。エンゼルスに勢いを乗せる一撃でホームインすると、お馴染みとなった「兜パフォーマンス」を披露した。
2022年、大谷ならびにヤンキースで話題になったトピックと言えば、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ったジャッジとのMVP争いだ。現地記者からも「僕はどちらかを選べない」との声が出るほど、超ハイレベルなMVP争いを大谷と繰り広げたジャッジは昨季、MLB公式サイトで大谷の力を認めていたが……今季のレギュラーシーズンで唯一となるヤンキースタジアムへの遠征試合の初戦でいきなりアーチをかける辺り――WBCでMVPに輝いた――さすがの千両役者ぶりだった。
なお大谷は2年前のヤンキースタジアムでも、衝撃的なアーチをかけている。6月29日のヤンキース戦で第2、第3打席と2打席連続ホームランを放ち、この時点で松井秀喜が持っていた日本人メジャー記録である「月間13本塁打」に並び、この月の月間MVP獲得を確定させるような大谷の2打席連発に、MLB公式ツイッターも「28HR、1日で2発。ショウヘイ・オオタニは非現実的だ」と記したほどだった。
ヤンキース剛腕エースの興味深い“オオタニ評”
<名言1>
大谷はそれ(二刀流)をエリートレベルでやっている。
(ゲリット・コール/NumberWeb 2021年7月18日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848898
◇解説◇
大谷の話題で持ちきりだったのは、2021年のMLBオールスターでのこと。各球団から集まった選手から「翔平と話して最も印象的だったのは、彼が素晴らしい人間であるということだね。今までで、最もナイスガイな1人だ」(ヘンドリクス/ホワイトソックス)との声が出るほどだった。
現在ヤンキースでエースを張っているコールも、大谷を称賛した1人である。