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テーピングぐるぐるでも源田壮亮は“いつも通り”だった…「ゲンは本当にすごいなぁ」“骨折で侍離脱”の経験者・外崎修汰が語る相棒の日常
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/03/17 17:05
右手小指の骨折でスタメンを外れていた源田壮亮。WBC準々決勝イタリア戦で復帰するとタイムリーを放つなど存在感を発揮。”たまらん守備”も健在だった
その源田は怪我を押して出場した16日のイタリア戦で、難なく守備をこなし、盗塁を決め、9点目となるタイムリーヒットを放ってチームの勝利に貢献した。痛みがあって当然だが、顔色一つ変えずにゴロをさばく姿は、普段、ライオンズファンが見慣れている普段通りの源田だった。外崎の言う「当たり前のようにプレー」する姿を、負ければ敗退という大一番でも見せてくれた。
故障を押しての出場には、通常以上の、多くの重圧がのしかかっていることだろう。万が一、ミスをすればいつも以上に批判され、勝利に貢献できなければ強行出場したことを責める声も起こる。それも、すべてわかった上で、腹をくくって源田は国際舞台に挑んでいるのだ。
そんなキャプテンの覚悟を、準決勝以降も見守りたい。
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