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テーピングぐるぐるでも源田壮亮は“いつも通り”だった…「ゲンは本当にすごいなぁ」“骨折で侍離脱”の経験者・外崎修汰が語る相棒の日常
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/03/17 17:05
右手小指の骨折でスタメンを外れていた源田壮亮。WBC準々決勝イタリア戦で復帰するとタイムリーを放つなど存在感を発揮。”たまらん守備”も健在だった
「緊張して試合の内容もほとんど覚えていないですね。ペイトン(今シーズンよりライオンズに入団・プレミア12アメリカ代表)と対戦していたそうで、ペイトンから“サード前にいい感じにセーフティバントを決めたのに、トノにアウトにされたんだよ”と言われて“えっ、そうだったんだ?”って。全然、記憶にないんですよ」
WBCに出場している源田について、こう感慨深げに語った。
「だから、あんな緊張感の中で、普通に、当たり前のプレーができるゲン(源田)は本当にすごいなぁって思いますよね」
足の骨折で東京五輪を断念した外崎
ちなみに外崎はプレミア12でプレーをしたあと、東京オリンピック出場も期待されていたが、五輪前の2021年4月3日、左足首にデッドボールを受け左腓骨を骨折。手術とリハビリのため自国開催のオリンピック出場を叶えることができなかった。
「あのまま日本代表に残りたかった? うーん、大事なときに怪我をしてしまったという悔しさはもちろんありますね。でも今年のWBCに関しては、何しろ自分の(昨シーズンの)成績が伴いませんでしたからね」
まずは自身がチームで成績を残すことが一番の目標だが、「またチャンスがあれば出たいという気持ちはある」と代表への思いを語った。