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「クボはリーガに来て以降最高」マークがキツくなっても…久保建英・三笘薫・旗手怜央と“識者の称賛”「ミトマは強いメンタルを」
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/02/19 17:02
三笘薫、久保建英、旗手怜央はそれぞれ対戦相手から厳しいマークを受ける中で奮闘している
「アタッカーは、何回トライしてダメでも、1回成功してそれが得点に結びついたらいいんだ。三笘は強いメンタリティーを持っている。今回は通用しなかったけれど、今後が楽しみな選手であることに変わりはない」
セルティックで旗手が愛されるようになった一戦
<名言3>
あの試合のあと、他のチームのマークが変わったんです。
(旗手怜央/NumberWeb 2022年6月26日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/852896
◇解説◇
久保、三笘とともに活躍が毎週のように聞こえてくる筆頭格は、旗手怜央だ。18日に行われたスコティッシュプレミアシップ第26節アバディーン戦に先発出場した旗手は、13分、76分と2ゴールを決めて、チームをリーグ戦6連勝に導く躍動ぶりだった。
大学時代はフォワードとしてプレーした旗手は、プロ入り後にサイドハーフやインサイドハーフ、時にはサイドバックを務めるなどマルチロールとしての能力を磨き、東京五輪の日本代表としても奮闘した。スコットランドの名門セルティック移籍後は中盤の定位置を確保。今季公式戦8ゴール8アシスト(2月18日時点)と得点に絡む能力を存分に発揮しており、3月から活動が再開される第2次森保ジャパンへの招集が期待される1人だ。
その旗手がセルティックサポーターのハートをガッチリつかんだ試合がある。それは移籍からわずか2週間後の21-22シーズン、宿敵として知られるレンジャース戦での2ゴールだ。
「自分でも驚きはありました。最初から試合に出て活躍したいという思いはありましたが、レンジャース戦のようにすぐに結果に結びつくとは思っていなかったので」
オールドファームダービーと呼ばれる伝統の一戦で、いきなり結果を残した旗手。それによってスコットランド国内で一気に名が知られることになった。
「タイトに来るようになったので、そんなマンマークをどう打開していくのかが課題になった。自分でかいくぐるのか、チームメイトをうまく使うのか」
その幅の広さがあるからこそ、チーム内でも確固たる主力としての立ち位置を築いたのだろう。26日にはレンジャースとのリーグカップ決勝が控えている。古橋亨梧、前田大然、岩田智輝、小林友希ら日本人選手が数多く在籍し、横浜F・マリノスで指揮を執った経験を持つアンジェ・ポステコグルー監督のもとで、旗手もまた着実に力を育んでいる。
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