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「クボはリーガに来て以降最高」マークがキツくなっても…久保建英・三笘薫・旗手怜央と“識者の称賛”「ミトマは強いメンタルを」

posted2023/02/19 17:02

 
「クボはリーガに来て以降最高」マークがキツくなっても…久保建英・三笘薫・旗手怜央と“識者の称賛”「ミトマは強いメンタルを」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

三笘薫、久保建英、旗手怜央はそれぞれ対戦相手から厳しいマークを受ける中で奮闘している

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Kiichi Matsumoto

 雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」や写真を紹介します。今回は久保建英、三笘薫、旗手怜央にまつわる3つの言葉です。

<名言1>
久保はスペインサッカーをよくわかっているじゃないか。彼がラ・レアルで成功することは間違いないさ。
(アルベルト・ビクシオ・ゴリス/NumberWeb 2022年10月16日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/854986

◇解説◇
 レアル・ソシエダ久保建英の勢いが止まらない。

 現地時間18日に開催されたラ・リーガ第22節セルタ戦で先発出場すると、前半5分にセンターライン付近から軽やかなドリブルで相手マーカーを翻弄し、絶妙なスルーパスでオヤルサバルの先制ゴールをアシストするなど、3試合連続となるマンオブザマッチに輝いた。

 久保は後半に2つのシュートチャンスで決めきれず、チームも最終的に1-1のドローに終わったこともあってか――スペイン語で応じたフラッシュインタビューで「勝ちを逃したという感覚です」など悔しさをにじませるコメントを残した。それでもこの日の試合では日の丸に「SUPER TAKE」の文字と日本語とスペイン語で「Tシャツ」と、久保のユニフォームを“おねだり”するファンが出るなど、現地での人気も徐々に高まっているようだ。

現地紙で「リーガに来て以来最高」と絶賛されるほど

 ラ・レアルの愛称で知られるソシエダは、ここにきてダビド・シルバら前半戦を引っ張った主力にケガ人やコンディション不良者が増加。選手層が心もとない中でもリーグ戦でバルサ、レアル・マドリーに次ぐ3位をキープしている。その中心として奮闘しているのが久保である。

 第17節アスレティック・ビルバオとのバスクダービーでゴールを叩き込み、スペイン国王杯バルサ戦と第19節レアル・マドリー戦では勝利こそものにできなかったものの、2強を相手に攻撃のタクトを振るって高い評価を得た。そして第21節エスパニョール戦では左サイドからのクロスボールのこぼれ球を巧みなファーストタッチから左足ボレーで叩き込み、今季リーグ4ゴール目をゲットするなど、3-2の勝利に貢献。このコンスタントな活躍ぶりにはスペインメディアも注目している。

 代表例は現地紙「AS」での扱いぶりだ。NumberWebで定期的に久保のプレーぶりを記してくれているソシエダ番記者ロベルト・ラマホ氏の署名入り記事では「リーガに来て以来、最高のクボ」といった見出しで活躍ぶりを伝えるなど――マークが一戦ごとに厳しくなる中でも――確実に評価を高めている。

ソシエダのレジェンドも久保の能力を認めていた

 コレクティブなサッカーを繰り広げるラ・レアルと久保の相性は想像以上に良好だったと言える。その久保の躍動を予見していたのは、1980年代初頭にラ・レアルをリーガ制覇に導いたメンバーの1人であるアルベルトである。

 DFだったアルベルトは「彼はボールを取られないように、体を張ってキープするのがうまいし、1対1の場面にも強い。おまけにスペースを把握する感覚にも優れている」と久保のアタッカーとしての幅広い能力について称賛している。さらには「久保は日本人のサッカー選手全体に対するイメージを覆してくれたんだ」とも。

【次ページ】 プレミア各クラブが三笘への警戒度を高めている

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