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村上宗隆「一番怪物だったのは…」山川に岡本“スラッガートリオ”は宮崎キャンプで何を話している? 気になる会話の中身「バットとか色々…」 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph byHideki Sugiyama

posted2023/02/18 18:02

村上宗隆「一番怪物だったのは…」山川に岡本“スラッガートリオ”は宮崎キャンプで何を話している? 気になる会話の中身「バットとか色々…」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

侍ジャパンの宮崎合宿、同組練習で会話する村上宗隆と岡本和真

 それぞれ計60ー70スイングして柵越えは山川と岡本が13本、村上は11本の合計37本。昨季のセ・パ本塁打王と、セ・リーグ2位の実力は伊達じゃない。昨季3人で合計127本を叩き込んだスイングで、代表合宿ならではのホームランショーを披露した。

「こういう組でやらせてもらって、すごくいいバッティング練習になったと思います。一番怪物だったのは? 山川さん(笑)。でも岡本さんも、僕もそれぐらいのパワーはあるので、ファンの皆さんはそういうところにも注目して楽しんでいただければと思います」

 そう声を弾ませたのは村上だ。昨季は日本選手のシーズン最多記録を更新する56本のホームランを放っており、3月のWBCでは4番の大役を任される可能性が高い。クリーンナップを組む可能性が高いスラッガー2人の打撃をしっかりと観察しながらも、「センター返しを意識した」という自分のバッティングの感触も入念に確かめた。

スラッガートリオの“現在の仲良し度”は? 山川の証言

 一方で、興奮冷めやらぬ様子で振り返ったのは山川だ。

「一安心です。やっぱ自分って、ちゃんとパワーあったんだ、って(笑)。不安になってましたからね、飛ばんすぎて今年は」

 前日まで過ごした西武キャンプ地の南郷は、風が強い立地から飛距離の手応えが得られていなかったといい、場所を移して実証した自らのパワーに思わず安堵の表情を浮かべる。同組の二人の存在は大いに刺激になっていたといい、「すげえな、と思いながら(二人を)見ていました。負けじとやってやろう、っていう気持ちと半分半分でしたね」とライバル意識ものぞかせた。

 2018年の日米野球以来5年ぶりとなる「侍ジャパン」への復帰。普段は底抜けに明るい山川も、代表合流には緊張感を高めていた。

「みんなから無視されたらどうしようって思っていたけど(笑)、思いのほかみんなが喋りかけてくれました。今日は宗(村上)とも喋りましたし、和真もロッカーが横ですし、周東も近い。さっき喋ったんですけど、バットのこととか、色々な会話ができて嬉しかった。お互いにコミュニケーションをとって早く仲良くなるようにしたいですね」

 パ・リーグの主砲は今オフ、8歳年下の村上のバットを参考にして、長さを従来より2cm短くして先端部をくりぬいた形に変えた。逆に村上自身は自主トレ中の一時期、バットを少し重いタイプに変えるなど試行錯誤しており、スラッガー同士、商売道具をめぐるこだわりトークは大いに盛り上がったようだ。いずれも内野手で練習内容や移動も同じ動きが多いだけに、合宿初日にして既に和気藹々とした空気を漂わせていた。

【次ページ】 「嫌だなと思ってました(笑)」周東の証言

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