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村上宗隆「一番怪物だったのは…」山川に岡本“スラッガートリオ”は宮崎キャンプで何を話している? 気になる会話の中身「バットとか色々…」
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byHideki Sugiyama
posted2023/02/18 18:02
侍ジャパンの宮崎合宿、同組練習で会話する村上宗隆と岡本和真
「嫌だなと思ってました(笑)」周東の証言
“300kg級”のアーチ競演に興奮を隠せないのは、観客だけではない。入れ替わり立ち替わり打席に入る屈指のスラッガーに次々とボールを投じた山岸大輝・打撃投手(巨人)は、「3人とも僕がボール球を投げたり、球が多少動いたりしてもそれをうまく打ってくれる」と驚嘆。左腕の西宮悠介・打撃投手(楽天)も、「何を投げても気持ちよくスタンドに運んでくれますから。バッティングピッチャーにとってこんなに楽しいことはないですよ」と大いに喜んだ。
そしてもう一人、忘れてはいけない証言者がいる。球界を代表するホームランバッター3人となぜか同じ組に入ってしまった(?)周東だ。村上が快音を連発する隣で黙々と自身の持ち味である鋭い打球を飛ばしていたものの、「力み倒しました。嫌だなと思っていましたよ(笑)。みんながホームランを入れて拍手をもらっていて、僕だけないじゃん!って」と苦笑い。日本代表でつけている背番号「9」は、所属のソフトバンクではスラッガーの柳田悠岐の番号だけに「ギータ(柳田)さんになりきろうと思ったんですけどね、なりきれなかったです」と冗談を口にしながらも、ハードすぎる状況を楽しんでいた。
全体練習後、村上と岡本は室内練習場で、山川は球場でそれぞれ打ち込みの“おかわり”を敢行し貪欲にバットを振った。WBC本番では、この打者陣に吉田正尚(レッドソックス)、大谷翔平(エンゼルス)が加入し豪華打線を形成する。豪快にして鮮やかな弾道の百花繚乱が、野球ファンに歓喜の春を連れてくる。
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