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WBC合流前の今永昇太は「最速151km→実戦投球でホッとした表情」、鶴岡コーチの送球が美しい…二軍に主力多数、DeNAキャンプ観察 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2023/02/17 06:00

WBC合流前の今永昇太は「最速151km→実戦投球でホッとした表情」、鶴岡コーチの送球が美しい…二軍に主力多数、DeNAキャンプ観察<Number Web> photograph by Kou Hiroo

花とともに笑みを見せる益子京右。プロ5年目の開花なるか

 途中から捕手が益子から上甲に代わった。昨年まで独立リーガーの球を受けていた上甲だが、シート打撃とはいえエース、WBC投手の球を受ける。構え方など今永から指導を受けていた。

 今永は尻上がりに調子を上げて、60球を投げた。投げ切ることが重要だったようで、ホッとした表情を見せるとともに、日焼けした姿はさらに精悍さを増して見えた。

仁志監督があちこち忙しく見て回る中で

 スケジュールを消化する中、仁志敏久二軍監督は、あちこち忙しく見て回っている。グローブを持ったその姿は、現役時代と変わらない。若々しい指揮官の元、きびきびしたテンポで春季キャンプは進行していた。

 ちなみに球場横にタクシーが待機していた。昨年までの嘉手納の二軍キャンプは、宜野湾の一軍キャンプとは車で30分以内、一、二軍の入れ替えは、ほとんどストレスがなかったが、今年の奄美大島と沖縄は空路となり、半日はかかってしまうからだ。

 一軍合流はそれほど簡単な話ではない――ということもわかる。このキャンプからどれだけの選手を沖縄に送り込むことができるだろうか。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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