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「森保さんとモメたのか…?」堂安律24歳がいま明かす、1年前日本代表を外された“真相”「(伊東)純也くんと比べて、自分に?だった」 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2023/02/04 11:03

「森保さんとモメたのか…?」堂安律24歳がいま明かす、1年前日本代表を外された“真相”「(伊東)純也くんと比べて、自分に?だった」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

再びドイツへ渡る前に、東京都内でNumberの独占インタビューに応じた堂安律(24歳)

堂安 怪我じゃなく、シンプルに外れたってことを伝えたかったんですけど、ネットニュースにされて(苦笑)。でも、自分はカッコつけやし、みんなの前では『俺を使え』って言うし。だからパラグアイ戦は、ここでやれなかったら、W杯はないなって。そうしたらいいプレーができて、やれるぞって思えた。アピールに成功したからじゃなくて、このパフォーマンスをここで出せたってことは、自分のメンタリティにはもう迷いがないという確信に変わって。パラグアイ戦前の行動も全部覚えてるんですよ。あれはフローの状態やと思っていて。

――どんな感じだったんですか?

堂安 ロッカールームで音楽を聴きながら準備をしてたんですけど、いつもは試合のことを考えるから歌詞は全然入ってこないのに、そのときは歌詞が入ってきて、良い曲だなって。ピッチに出ても、札幌ドーム、広いなっていう感じで余裕があるんですけど、心臓はバクバクしている。

「正直、純也くんのほうがオレよりいい」

――余裕と緊張のバランスが良かった。

堂安 (原口)元気くんから試合後、『右サイドで律が自信満々のオーラ出してたから、全部お前に出したわ』って言われて。これがフローの状態なのかなって、コツを覚えたんですよ。それからマインドセットも含めて、完璧な準備でW杯に臨めたので。

――吉田選手がドイツ戦後、「律は代表でうまくいかない時期もあったけど、代表に懸ける姿勢が変わってきた」と言っていて。そのコメントから、苦しい時期を乗り越えたんだろうなと感じていました。

堂安 ほんと、苦しかったですね。純也くんの活躍を見せつけられて、正直、純也くんのほうが俺よりいいと思っていたし。純也くんよりいいパフォーマンスを出せるかと言ったら、自分自身にハテナだった。今だから言えますけど、自分自身に不甲斐なさを感じていたし、この緊張感のなかでやれる選手は凄いなって。

――そうやって認めてしまうことも悔しい。

堂安 それなのに、周りには『俺を使ったほうがいい』とか言ったり。今思えば、カッコ悪いサッカー選手だったなって思います。それを見抜かれたのか、代表から外されて、目が覚めた感じがあって。

<続く>

堂安律(どうあん・りつ)

1998年6月16日、兵庫県生まれ。G大阪ユース時代の2015年5月にトップチームデビュー。17年にフローニンゲンに移籍。PSV、ビーレフェルトでプレーし、今季フライブルクへ。日本代表では18年に初出場。22年W杯は全4試合に出場。代表通算33試合5得点。172cm、70kg

#2に続く
森保さんが「律とはどうしても会いたかった」堂安律24歳の独占告白…日本代表を外されてから、森保監督と再会した日「若い頃は失敗したんで」

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