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「コスタリカ戦に危険が潜んでいる」日本を賞賛したドイツ人記者が警鐘を鳴らすのはなぜ?「堂安と南野は先発させるべき」 

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マークス・バーク

マークス・バークMarcus Bark

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photograph byKiichi Matsumoto/JMPA

posted2022/11/26 11:05

「コスタリカ戦に危険が潜んでいる」日本を賞賛したドイツ人記者が警鐘を鳴らすのはなぜ?「堂安と南野は先発させるべき」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

ドイツメディアの多くは堂安律のベンチスタートに驚いたという。次戦コスタリカ戦もキーマンになると予想した

 4回もW杯を制覇しているドイツを破ったのだから歓喜するのにも無理はない。ただ、日本代表はあまり喜んでばかりもいられない。これから非常に難しい仕事が待っている。コスタリカがスペインに大敗したことで、次の試合は日本が圧倒的有利と見られるようになっているはずだ。しかし、ここに危険が潜んでいる。日本はドイツ戦と比べてかなりボールを持つことになるだろうし、それとうまく付き合えるかどうかは腕の見せ所である。

 そしてスタメンがどうなるのかも楽しみだ。特にドイツ戦での好パフォーマンスを見せた堂安律と南野は先発メンバーに入るに値する。そしてマヌエル・ノイアーから決勝ゴールを奪った浅野もそれを要求していいだろう。

 浅野がベンチスタートだったことに驚きはなかったが、フライブルクで素晴らしいパフォーマンスを見せてきた堂安の場合は違う。コスタリカの守備をこじ開けるのに、堂安の素早い走り出しと頑強さ、そしてフレッシュさが重要な要素になり得る。南野の経験からくる目(視野)の広さも心強い存在になる。

ドイツvsスペインは日本の未来にも影響がある

 日曜日、日本vsコスタリカ戦が先に行われることで、ドイツはスペイン戦の前にグループEの状況が少しよくわかっていることになる。日本はきっとコスタリカに勝利するだろうし(僅差だとは思うが)、ドイツはグループリーグ突破の現実的なチャンスを失わないよう、スペインにどうしても勝たなければならない。それはもちろん困難とはいえ、“初戦の結果”を見れば不可能ではないことを日本人ならよくわかっているだろう。

 ドイツはスペインを相手にボールを持つことが少なくなる。日本戦よりもずっと深いところで位置取りし、もっとコンパクトにして、カウンターを狙うはずだ。多くの選手たちは向上しなければならないし、数少ないワールドクラスのヨシュア・キミッヒやノイアーも例外ではない。膝を負傷したレロイ・ザネが戻ってこられるとしたら、カウンターの際に重要な要素となる。

 ドイツvsスペインの行方は日本の未来にも影響が出てくるはずだ。コスタリカ戦の後にこの真剣勝負は必ずチェックするべきだろう。

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