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スペイン番記者・陣営が最警戒の日本人選手とは? “若くて上手い選手だらけ”無敵艦隊の強さを示すデータ「EUROでイタリアに敗れて以降…」
text by
ミゲル・アンヘル・ララ(マルカ)Migel Angel Lala(Marca)
photograph byJIJI PRESS
posted2022/11/23 17:13
12月2日、日本が第3戦で対戦するスペイン。現地記者がひもとく現代表の特徴、そして代表チームのテクニカルスタッフが最警戒する日本の選手とは
後にその割合が減っていったのは確かだが、それもレアル・マドリーの現状を見れば自然なことだ。今季のレアル・マドリーで重要な役割を担っているスペイン人選手はダニ・カルバハルとマルコ・アセンシオしかおらず、その2人はカタールの地でプレーする権利を得ているのだから。
確かなのはルイス・エンリケが明確な性格を持つチームを作り上げたことだ。苦戦を強いられることも多いが、現チームはどんな試合でも最後まで戦い抜き、簡単に負けることは決してない。事実、EURO2016の決勝トーナメント1回戦でアントニオ・コンテ率いるイタリアに敗れて以降、スペインは1点差以上つけられて敗れた試合が一つもない。
スペイン代表に“本命視されることの不安”
ワールドカップに向けた代表合宿は平穏な空気の中で始まった。選手たちはリラックスした様子で冗談を交わし合い、ルイス・エンリケがワールドカップ中にストリーム放送を行うというニュースも笑い話のネタとなっている。
なおルイス・エンリケの「ストリーマー宣言」については、歴代の代表監督の中で唯一単独インタビューを一切受け付けない彼とメディアの関係から世論の注目を逸らす意図もあったと見られる。