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身長195センチ、体重95キロ…“史上最強のフードファイター”ジャイアント白田43歳が「大食いは才能8割、努力2割」と語る納得の理由
text by
荘司結有Yu Shoji
photograph byShiro Miyake
posted2022/07/27 11:02
史上最強のフードファイターと言われたジャイアント白田。現役時代の過酷なトレーニングなどについて明かした
大食い復帰の可能性を聞いてみると…?
画面越しにはただただ食材を詰め込むように見えるフードファイトだが、マラソンや競馬を思わせるような駆け引きが行われているのだ。この一戦を機に一線を退き、すでに15年が経った。ピーク時に12.5キロを飲みこんだ胃は、現在3キロほどまで縮まった。
一時代を作ったレジェンドとはいえ、加齢には抗えない。
「筋肉が歳を食うと衰えて、断裂しやすくなるのと同じで。実は何年か前に胃潰瘍になったんですよ。たまたま大食いのオファーが重なって、なんか胃の調子が悪いと胃カメラを飲んだら、もうちょっとで穴が空きそうになっていて。かかりつけ医の先生に『ほんまにドクターストップや! ハハハ!』って笑われましたけど。
現役の頃は大会直前に胃炎と食道炎を起こしても余裕でトレーニングしてましたけど、さすがにもう無理するのはやめようと思いました」
現在は大食い番組の解説や“食べられないキャラ”として現役フードファイターたちと大食い企画を共にしているが、現役生活に未練はないのだろうか。
「去年の大食い女王決定戦で菅原(初代)さんとアンジェラ(佐藤)とえびまよちゃんが戦った決勝戦は見てて胸を打たれましたし、復帰したいなと少しだけ気持ちが高ぶりました。1年がかりで調整すれば、現役と変わらない胃を作るのは可能だと思いますけど、コストや故障のリスクを考えるとね……。
もし復帰するとしたら、マックス(鈴木)とかカワザイルとか現役最強と呼ばれる子たちを全員集めて片っ端から戦ってみたいですね。現役時代の胃を作れれば負けないんじゃないかな(笑)」
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