「プロ野球のスカウト会議でもモメるのは野手」なぜ“ドラ1候補”中間ベスト10に、あの有名バッターが入らなかったのか？を説明したい

　一方で、「ドラフト中間報告・野手編」ベスト10はこのように発表した。 

　＜ドラフト・中間ベスト10（野手編）＞

　第1位　蛭間拓哉　外野手・早稲田大（浦和学院高）・176cm87kg・左投左打
　第2位　矢澤宏太　外野手・日本体育大（藤嶺藤沢高）・173cm71kg・左投左打
　第3位　内藤鵬　三塁手・日本航空石川高・180cm100kg・右投右打
　第4位　友杉篤輝　遊撃手・天理大（立正大淞南高）・171cm71kg・右投右打
　第5位　福永裕基  三塁手・日本新薬（専修大）・180cm83kg・右投右打・25歳
　第6位　田中幹也  遊撃手・亜細亜大（東海大菅生高）・166cm64kg・右投右打
　第7位　松尾汐恩   捕手・大阪桐蔭高・179cm78kg・右投右打
　第8位　林琢真　二塁手・駒沢大（東邦高）・174cm74kg・右投左打
　第9位　藤井健平  NTT西日本（東海大）・176cm76kg・左投左打・24歳
　第10位　西村瑠伊斗　外野手・京都外大西高・182cm77kg・右投左打

　じつは「投手編」より、もっと迷った。

　野手には「走・攻・守」3つの要素がある。それぞれの要素に点数でもつけて、3つの合計点で上から10人……とか、「野球」とはそういう話じゃない。

　ならば、どうするんだ！という「物差し」も確かなものはないから、スカウト会議でもモメるのは野手だという話は、よく聞いている。

　さて、「次点」的な存在だったのは、次の3人の右打ちの外野手たちだ（順不同）。

　＜中間ベスト10（投手編）・次点＞

　■井坪陽生　外野手・関東第一高・182cm83kg・右投右打
　■浅野翔吾　外野手・高松商高・170cm83kg・右投右打
　■萩尾匡也　外野手・慶應義塾大（文徳高）・180cm84kg・右投右打

　この3外野手をご覧になっている読者の方には、迷う気持ち、おそらくわかっていただけるのではないか。

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