武蔵浦和駅は、ざっと言えば南北に埼京線が通り、東西に武蔵野線が通っている。それぞれのホームは微妙に離れているが、連絡通路でつながっているのでそれほど不便なことはない。

　改札口は埼京線側、埼京線の高架下。そしてこの区間では新幹線も埼京線と並んで走る。例の新幹線の車窓から見える、というのはこういうことである。

　成城石井や丸亀製麺もある高架下コンコースから改札を抜け、ロッテの球場があるはずの西側に出る。すると駅前には……右も左もタワーマンション。出入り口正面で何やら建設中の現場もきっといつかはタワーマンションになりそうだ。武蔵○○駅とタワマンというとあの川崎フロンターレのホーム、武蔵小杉駅が思い浮かぶが、それとよく似た按配だ。

武蔵浦和駅前はタワーマンションが多かった

武蔵浦和駅の西口では工事が進んでいる

「ロッテ浦和工場」の看板

　そんな武蔵浦和のタワマンの間を埼京線の線路に沿って南に歩く。するとまもなく、何やら工場のようなものが見えてくる。そこには「LOTTE」のロゴと「ロッテ浦和工場」の看板。そう、武蔵浦和はロッテの浦和工場の町でもあるのだ。この工場ではチョコレートやアイスクリームを製造しているとか。ぼくたちがいつも食べているガーナやパイの実、爽は浦和発。みなさん、浦和に感謝しましょう。

駅の西口を出て線路沿いを歩くと…「ロッテ浦和工場」の看板

ロッテ浦和工場の敷地が見えてきた

　そしてここまで来ればおわかりだろう。ロッテの浦和球場は、ロッテの浦和工場のお隣、ロッテの敷地内にあるというわけだ。

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