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《フェブラリーSは波乱か?》ダート2戦目・ソダシ好走の可能性と“嫌なデータ”…今年の重賞は16戦連続で1番人気が来ていない 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2022/02/19 17:02

《フェブラリーSは波乱か?》ダート2戦目・ソダシ好走の可能性と“嫌なデータ”…今年の重賞は16戦連続で1番人気が来ていない<Number Web> photograph by Photostud

昨年のチャンピオンズCでは敗れたものの、今回は条件が好転するソダシは注目の一頭だ

今年の重賞は、16戦連続で1番人気が敗北

 今年の重賞は、1戦目の中山金杯から先週の共同通信杯まで、16戦連続で1番人気が勝てずにいる。フェブラリーステークス前日のダイヤモンドステークスか京都牝馬ステークスで1番人気の馬が勝ってしまうかもしれないが、そんななか、ここで1番人気になる可能性がもっとも高いと思われるのが、岩手の交流GI南部杯を圧倒的な力で連覇したアルクトス(牡7歳、父アドマイヤオーラ、美浦・栗田徹厩舎)だ。これが3回目のフェブラリーステークス参戦で、過去2回はともに9着。根岸ステークスをステップにした昨年とは異なり、今年は南部杯からの直行にした。一昨年と同じローテーションではあるが、当時とは力が違う。フェブラリーステークスでは7歳馬は未勝利で2着8回という、こちらも嫌なデータはあるが、確実に上位争いをしそうだ。

 ほかでは、金沢ダート1400mのJBCスプリントを圧勝してここに来たレッドルゼル(牡6歳、父ロードカナロア、栗東・安田隆行厩舎)、根岸ステークスで鮮やかに差し切り勝ちを収めたテイエムサウスダン(牡5歳、父サウスヴィグラス、栗東・飯田雄三厩舎)といった、今回が距離延長となる2頭も怖い。

 ◎ソダシ

 ○カフェファラオ

 ▲アルクトス

 願望込みの印ではあるが、ゲート直後の走りやすい芝で勢いをつけ、砂をかぶらず、自分から積極的に動くレースで「強いソダシ」の走りを見せてほしい。

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