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「このズラタンの野郎!」と叫びだしたくなったことも…ドンナルンマが語るミラン時代と出場機会激減のPSGでのライバルとの関係 

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posted2021/12/22 06:01

「このズラタンの野郎!」と叫びだしたくなったことも…ドンナルンマが語るミラン時代と出場機会激減のPSGでのライバルとの関係<Number Web> photograph by L’Équipe

自宅の暖炉前でポーズをとるドンナルンマ。196cmの身長は彼が尊敬するブッフォンよりわずかに高い

CLに出会った瞬間

 ミランのときからCLでプレーしたいと夢見ていた。ヨーロッパで最も大きな大会だし、その夢は果たすことができた。これ以上はない最高の初陣だった(9月28日、対マンチェスター・シティ、パルク・デ・プランスでのホームゲームでPSGが2対0で勝利)。最高クラスの対戦相手とのスペクタクルな試合で、PSGは素晴らしいパフォーマンスを披露できたのだから。

 プレッシャーを感じたかって? それはなかった。僕はプレッシャーを感じたことは一度もない。デビュー戦でもまったく感じなかった。緊張しないのは僕の長所のひとつだ。ストレスを感じることも、ネガティブな感情に囚われることもない。もちろん苦しいと思うときはあるけど、それは誰も同じだろう。ピッチの上で僕は常に冷静だ。僕はGKとしてチームを助けねばならない。そのためには外部からのプレッシャーに負けるのは許されない。

WCカタール大会への切符を得る瞬間

 直接予選突破の可能性はベルファストで潰えた(11月15日、北アイルランドと0対0の引き分け。同じ日にブルガリアを4対0で下したスイスが、グループC1位で予選突破を果たした)。でもそのずっと前から、そうなる可能性は議論しておくべきだった。

 運が悪かったかって? EUROのタイトルを獲得してから、対戦相手は僕らに120%の力で臨んでくる。スイスとの直接対決でいえば、第2戦(2021年11月12日、ローマ。1対1の引き分け)よりも第1戦(2021年9月5日、バーゼル。0対0の引き分け)の方が、勝つべき試合だったのだろうと思う。でも終わったことをあれこれ考えても仕方がない。大事なのはすぐに前を向くことだ。EUROで発揮したコレクティブな力を再び結集して、僕らはカタールのWC本大会に行く。しっかりとバッテリーをチャージして、最高の状態でプレーオフに臨む(3月末におこなわれるヨーロッパのプレーオフで、イタリアはまず北マケドニアと戦い、勝てばポルトガル対トルコの勝者と戦う)。《ミスター(ロベルト・マンチーニ代表監督の愛称)》の力とすべてのチームスタッフの力、それからグループの力……。それにイタリア全土のサポートが加われば、僕らはカタールに行くことができる。

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《世界最高GK》「頼りになるのは本能だ」EUROで神セーブ連発のドンナルンマがプロ入り後のPK戦でいまだ不敗の理由

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