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「キリアンとはうまくいくと確信している」PSG移籍後のメッシが明かしたMNM=メッシ・ネイマール・ムバッペを活かす術
text by
フランス・フットボール誌France Football
photograph byL’Équipe
posted2021/10/25 11:02
リーグアンに戦いの場を移して、初めての先発出場となったリヨン戦のメッシ。その存在によりリーグの注目度も高まっている
「今もホテル暮らしだから、落ち着くまでには時間がかかりそうだ。子供たちは学校に通い始めたけど、ホテルから登校している。できるだけ早く新しい家を見つけて、新しい生活を始めたいと思っている。とはいえ適応はうまくいっている。妻も子供たちも、新しい環境に少しずつ慣れ始めている」
――あなた自身は新たな生活をどう感じていますか?
「素晴らしいの一語だね。チームにはスムーズに溶け込んだ。練習を始めた当初から、以前からここでずっとやっているような気分になった。知った顔がたくさんいたし、練習場の雰囲気がとてもよかったからだ。今は常時プレーできるように早くなりたい」
パリには親しみを覚えている
――街を散策する時間はありますか?
「ほとんどないね。ホテル暮らしだとなかなか動きづらい。それに代表で離れていた時期もあったし(9月1日~10日)、この後もまた発たねばならない(10月のW杯南米予選。パラグアイ戦とウルグアイ戦、ペルー戦)。日程はとてもタイトで試合が詰まっている。だからゆっくりと街を歩ける時間がほとんどない。でも新しい家に落ち着けば、いろいろな発見があるだろう」
――前の生活と比べて足りないものは何ですか?
「バルセロナには僕自身の日常があった。長く暮らして街もよく知っていたし、決まって行く場所もあった。そうした意味では少し寂しさを感じている。寛いで生活ができるように、街をもっとよく知らねばならないけど、パリという街自体には親しみを覚えている」
――家族の間でフランス語を話すことはありますか?
「子供たちはもう話しているよ。学校の授業で学んでいるからね。彼らは言葉をすぐに覚えて記憶する。ときどき僕にもフランス語で話しかけるけど、僕はまだ始めてはいない」
――子供たちがあなたの先生なわけですね。
「その通りで、僕よりずっと優れているよ(笑)」