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「キリアンとはうまくいくと確信している」PSG移籍後のメッシが明かしたMNM=メッシ・ネイマール・ムバッペを活かす術
text by
フランス・フットボール誌France Football
photograph byL’Équipe
posted2021/10/25 11:02
リーグアンに戦いの場を移して、初めての先発出場となったリヨン戦のメッシ。その存在によりリーグの注目度も高まっている
――ではあなたが投票するとしたら、誰を1位から3位にしますか?
「この種の質問に答えるときに、いつも誰かの名前を言い忘れるけど……。チームのなかには、僕が絶対に投票する選手が少なくともふたりいる。ネイとキリアンだ。それからロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)も素晴らしい1年を過ごした。あとは……(しばし考えて)、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)もまた良かった。タイトルは重要だ。CLやEURO、コパアメリカ……。投票に影響を与えるだろう」
――7度目のバロンドール受賞は、あなたにとってどんな意味がありますか?
「6度の受賞でさえ他に例がなく、成し遂げたのは僕ひとりだけだ。それが7度となると……、驚くべきこととしか言いようがないね」
――PSGに新たに加入した選手は新入団の洗礼を浴びます。あなたの場合は何でしたか?
「歌で歓迎してくれたよ」
――どんな歌でしたか?
「そこは重要じゃない。たとえそれがあるひとたちにとってはとても大切なものであるにしてもだ(笑)」
ロッカールームの元マドリー勢
――ロッカールームには、ケイロル・ナバスやセルヒオ・ラモス、ディマリア、アクラフ・ハキミなど、レアル・マドリーから来た選手が大勢います。少し変な感じはしませんか?
「(笑いながら)まず言いたいのは、僕はバルサ以外のロッカールームが自分のホームになるなどと想像したこともなかった。だからそうした選手たちがチームメイトになるとは、さらに考えたこともなかった。ここの選手は誰もが素晴らしく、そのひとりに僕も加われて嬉しく思っている」
――リーグアンの第一印象はどうでしたか。何か驚いたことはありましたか?
「来てからまだあまり時間がたっていないし、こなした試合数も少ない(インタビューは9月下旬におこなわれ、PSGのユニフォームを着てメッシはまだ90分しかプレーしていなかった)。何かを言うのはまだ難しい。ただ感じたのは、リーガよりもフィジカルが強いリーグということだ。どのチームも力強く見えるし戦いも激しい。プレーのスペースもあまりない。いずれにせよリーグアンについて総括的に語るのはまだ早い。外から見た印象と、実際にピッチに立ったときの感覚は違うからね」
――パリの街についてはどうですか。あなたも家族ももう落ち着きましたか?