欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
“メッシが去ったバルサとカンプノウ初戦”はどんな雰囲気だったか… 背番号10のファンと「前半10分のメッシコール+ブーイング」〈現地撮影〉
posted2021/08/20 17:03
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph by
Daisuke Nakashima
ラ・リーガの試合撮影などを精力的に行っている現地在住の日本人フォトグラファー中島大介氏。そのオリジナル写真を定期的に掲載している(※写真は関連記事からもご覧になれます)。
久保建英が途中出場したマジョルカvsベティスの翌日、バルセロナへと戻ってバルサvsレアル・ソシエダを撮影した。久々に観客が戻ってきたカンプノウは、クラブにとっての象徴的存在だったリオネル・メッシが退団して初めての一戦となった。果たしてファンは、バルサはどのような雰囲気だったのか――。
年代も性別も違う”たくさんのメッシ”
バルサの20-21シーズン初戦をカンプノウで撮影しました。相手はオリンピックで日本と対戦したスペイン代表メンバーを何名も抱えるレアル・ソシエダ。
コロナ以降、カンプノウでは初めての有観客の試合になりました。奇しくもカンプ・ノウで行われた最後の有観客の試合は2020年3月7日のソシエダ戦でした。
またこの試合は、バルサからメッシがいなくなってしまってから、最初の試合でもありました。人数規制はあるものの、ファンがどのような反応を示すのかにも興味を持って現場に向かいました。
1年ぶりにカンプノウに入場したサポーター達。まず観客席からピッチを携帯で撮影する姿が多く見られました。
また、10番メッシのユニホームを着ているファンも多く見つけることができました。基本的にはファンクラブに入会しているソシオから優先してチケットを購入することができたということで、結構年代物のユニを着ているようなファンや年配の方もいました。
個人的には、もうメッシの存在しないスタジアムでの撮影なのだなと感傷的な部分もあったのですが、各シーズンの10番ユニホームを着た、年代も性別も違うたくさんのメッシを見ることができ嬉しかったです。
メッシの退団や財政問題など就任早々渦中の人となっているラポルタ会長の姿もありました。
両チームの入場シーン、入場者数2万400人ほどの発表でしたが、ここまでRAKUTENの文字が見えることは有観客ではありませんでした。