酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
東海大相模や星稜が出場辞退…高校野球関係者に聞いた感染症対策の難しさ「指導者自身も“鼻出しマスク”で」「更衣室だと気が緩み…」
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKatsuro Okazawa/AFLO
posted2021/08/09 11:04
2021年センバツ決勝前。2年ぶりの夏の甲子園もぜひ無事に開催されてほしい
「そこまでやらなくても」と指導者が思ったらダメ
「ミーティングでのマスク着用、食事の際の黙食、分散しての入浴、外部の人との接触の禁止、差し入れを受け取らないなど、やるべきことはすべてやるべき。“そこまでやらなくてもいいだろう”と指導者が思ってしまったらだめだ」
感染対策の主体は、高野連など主催者や球場ではなく学校、指導者なのだ。オリンピックのような「バブル方式」は不可能にしても、できることをどれだけやりきるか、が求められている。
「ようやく高校生にも接種券の配布が始まりました」
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ある指導者はこう語ったが、全国的には10代のワクチン接種はまだずっと先の話だ。変異株が広がる中、高校球児を感染から守り、思い切り野球をさせてやるためにも、大人たちは、やるべきことはすべてやってほしい。
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