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[3人娘が挑む金]伊藤美誠/石川佳純/平野美宇 福原愛が語る「打倒中国へのシナリオ」

posted2021/07/31 07:02

 
[3人娘が挑む金]伊藤美誠/石川佳純/平野美宇 福原愛が語る「打倒中国へのシナリオ」<Number Web> photograph by Atsushi Hashimoto

福原愛 1988年11月1日、宮城県生まれ。14歳で出場した'03年の世界選手権シングルスでベスト8進出。五輪は'04年アテネから4大会連続出場、ロンドンで日本卓球史上初五輪メダルとなる女子団体銀、リオではキャプテンとして団体銅獲得。'18年10月に引退。現在、卓球解説者

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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Atsushi Hashimoto

決勝で中国と勝負――それは日本女子団体に課される高い期待感の表れ。ドロー、メンバー、相性、試合順、初戦の重み、個人戦からの流れ……。期待の地平を長らく支えた卓球界のアイコンが、大国攻略の糸口を語る。

「対中国で考えると、特にミックスの結果が団体戦につながってくると思います」

 福原愛さんは、そう語る。

 なぜ混合ダブルスの結果が団体戦に影響するのか。福原さん曰く「中国の勝利は全種目金メダル」なので、中国はどの選手も大きなプレッシャーを抱えている。一番早く決勝を迎える混合ダブルスを失うと、その後、中国選手にかかる重圧は計り知れないほど大きくなる。中国をよく知る、福原さんならではの見方だろう。

 すでに結果が出ている混合とシングルスでは思い通りにならなかったと中国に感じさせつつ、団体戦の決勝で挑むのが理想だが、その前に日本は決勝にたどり着くことが必要になる。

「団体戦は、初戦が大事ですね」

 福原さんは、そう強調する。

「初戦の相手は、日本に対して当たって砕けろという気持ちで思い切って向かってくるんです」

 それは福原さんが経験から得たものである。リオ五輪の団体戦の初戦はポーランドだったが、思い切ったプレーで日本を苦しめた。

 今回は韓国、台湾、香港、シンガポールらクセ者の強国に加え、リオ五輪の準決勝で敗れたドイツなど欧州勢もかなり手ごわい。それらの国はもちろん力もあるが、五輪へのモチベーションが高く、非常に危険だという。

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