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青学大3年生のTリーガーが生まれるまで「小学2年生からカットマンです」なぜ少数派の戦型を選んだ? 小林りんごを強くした「卓球に縛られすぎない」生き方
posted2026/03/02 11:02
青学大3年生で、Tリーグでも活躍するカットマン・小林りんごのインタビュー【第1回】
text by

松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Hirofumi Kamaya
卓球界に、自身のスタイルを貫いて生きる選手がいる。
現代卓球において少数派の戦型「カットマン」として歩みつつ、その中でも独自性を追い求めてきた。自分らしさを求めながら成長を続けてきた彼女は、独自の輝きを放ち、応援を受ける選手となった。
青山学院大学3年生の現在、同大卓球部の柱として活躍するほか、昨シーズンよりTリーグ「九州カリーナ」のメンバーとしてもプレーする小林りんごに会うため、練習場を訪ねた。
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◆◆◆
小学2年生でカットマンに
「見えてくる未来が変わってきたと思います。高校のときもそうですし、大学生になってからも」
と、小林りんごは笑顔を見せる。その卓球人生を振り返ると、段階ごとにきっかけをつかみ、言葉の通り、未来を変えてきたことを知る。
岩手県に生まれた小林が卓球を始めたのは3歳の頃。
「両親と祖母がコーチをやっていて、そこのチームで気づいたらやっていたみたいな感じです。強制されたわけじゃなく、親についていっているうちに『やりたい』と言ったみたいです。覚えてはないんですけど」
今日へとつながる転機は、小学生になってから訪れた。
「小学2年生の頃から、カットマンを始めました。お母さんがカットマンで、私も勧められたという感じです」
母がカットマンだったから、どういう戦型であるのかは理解していたという。

