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市場価格総額1229億円! ムバッペら「EUROの東京五輪世代ベスト11」がスゴイ…“35歳以上”で選ぶとロナウド以外に誰が?
text by
三重野翔大Shodai Mieno
photograph byGetty Images
posted2021/06/24 17:01
36歳クリスティアーノ・ロナウドと22歳ムバッペが談笑。こんな風景を見られるのもEUROならではだ
守備的MFにはデリフトと同じアヤックスユースの傑作、F.デヨングを選んだ。所属のバルセロナでは主力CB不在時に最後列を務めるなどマルチタスクぶりも光る24歳は、今やオランダ代表には欠かせない。
2列目はイングランドのアカデミー制度の成長ぶりを証明する結果に。フォデンはマンチェスター・C、マウントはチェルシー、ラッシュフォードはマンチェスター・Uの生え抜き。ドルトムントのサンチョも下部組織時代はワトフォードとマンチェスター・Cで過ごしている。
ムバッペはU-24フランス代表の資格があるけど
フォデンとマウントはグループステージ2試合で先発出場(フォデンは3トップの一角として出場)したが、ラッシュフォードは3戦とも途中出場。サンチョはチェコ戦の84分から出場したのみだ。黄金世代の筆頭である彼らですら出場時間が限られており、現在のイングランドの層の厚さを実感する。しかし、今でさえ精鋭揃いのスリーライオンズ、ピークはこれからなのだ。
2トップはアトレティコのリーグ制覇に貢献したJ.フェリックスと、市場最高額の男ムバッペだ。
J.フェリックスは母国の英雄クリスティアーノ・ロナウドの控えに甘んじていると言わざるをえない。今大会は主に途中からの出場が多くなりそうだ。一方フランス代表のエース格であるムバッペは、19歳で成し遂げたW杯制覇に続くメジャータイトルの獲得を狙う。
ちなみにムバッペ、東京五輪に出場するU-24フランス代表の出場資格も持っているが、過密日程などを鑑みて参加しないようだ。
35歳以上のベストイレブンを組んでみると
錚々たる顔ぶれから見て取れる通り、若い世代の台頭が大会を面白くしている。しかし、ベテランの存在なくしてこの面白さは出ないものだ。長いキャリアで培った展開を読む能力、大舞台でも動じない姿は、経験の浅い若い選手に安心感を与える。
そこで、35歳以上のEURO2020出場選手の中からベスト11を組んでみる。