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「藤浪晋太郎は大丈夫でしょうか?」「最後はやっぱり本人」矢野燿大監督(阪神)がインタビューで厳しくなった瞬間 

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金子達仁

金子達仁Tatsuhito Kaneko

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photograph byHiroshi Nakamura

posted2021/06/18 17:02

「藤浪晋太郎は大丈夫でしょうか?」「最後はやっぱり本人」矢野燿大監督(阪神)がインタビューで厳しくなった瞬間<Number Web> photograph by Hiroshi Nakamura

2019年シーズンから阪神を率いる矢野燿大監督(52歳)

「僕が学校の先生だとしたら、それって言ってはいけないことやと思うんです。もちろん、監督も人間やから、個人的に気になる選手はいる。ファンが気になる選手がいるのもわかる。でも、晋太郎も、高山も、中谷も、他の選手も、僕にとっては変わらない、同じやでというスタンスでやらないと。もちろん、気付いたことは伝えていく。よくなる方法も考える。でも、最後はやっぱり本人がつかんでくれないと、変わらない、変えられないと思うんです」

 嫌な逆転負けでスタートした交流戦を、阪神は11勝7敗で乗り切り、2位巨人とのゲーム差を7に広げた。

 もちろん、楽観などできるはずがない。過去、阪神は夏過ぎの13ゲームをひっくり返された悪夢の経験がある。しかも、それは矢野も出場した北京オリンピックの年だった。

 一方で、前回東京でオリンピックが開催された年、セ界を制したのは阪神だった。世間の目が東京に集中したため、南海との日本シリーズは(昨年を除いて)史上もっとも観客が入らなかった日本シリーズとして記録が残る。

 さて、今年はどうなるか。

 矢野の話を聞いた今では、控えめに言っても、負ける気はしないのだが。

Number1029号では、佐藤輝明の独占インタビューとともに、撮り下ろし写真を多数掲載。大山悠輔、梅野隆太郎、伊藤将司、矢野燿大監督らのインタビューや、藤浪晋太郎のノンフィクション、近本光司×赤星憲広、中野拓夢×井端弘和の対談も掲載。また星野&金本の2003年、ノムさんとF1セブン、亀新フィーバー、JFKなど、これまで阪神に吹いた「新風」を証言でたどる記事も掲載。ぜひご覧ください。

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