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レアードが“本塁打を打ちそうな気温”、なぜZOZOマリンは風が強いのか… ロッテ好き女性予報士が“お天気解説”してくれた
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph bySankei Shimbun
posted2021/06/18 11:01
ホームラン後、お寿司を握るレアード。実はお天気に傾向あり?
佐々木 まずは4月、1日と8日にホームランを打っています。8日は17.7度とそこまで高くないのですが、1日は20度を超えていて、4月としてはかなり気温が高かったんですね。そして5月に入ってからはほぼ、25度近くまで上がった日に本塁打を打っているんです。特に本塁打2本を放った5月11日のホークス戦では、福岡は24.8度まで上がっていました。
ZOZOマリンでは6、7メートルはそよ風です
――ここまで調べてもらうと、たぶん偶然ではない……。
佐々木 日本におけるその時期が、レアード選手の出身地であるアメリカのカリフォルニア州の気候に近いのかもしれません。ざっくりと気候を調べてみると、朝こそ冷えるんですけど、最高気温20度を超えるのが平均的で、日中の気温が23~25度くらいなのです。なので、それくらいの気温だとレアード選手的に一番過ごしやすいのかもしれません。もちろん交流戦終盤でもホームランを打つなど好調でしたし、気温が高い方が好き……なのかなとは想像します。
――カリフォルニアで思い出しましたが、大谷翔平選手がプレーするエンゼルスの本拠地アナハイムは全然雨降らなくて、雨天中止が数年に一度レベルだとか。
佐々木 そうみたいですね。カリフォルニアのように雨が少なくてカラッとした気候のところに球場があるのとは対照的に、日本は定期的に雨が降ります。そこに屋外球場があるので、天気と絡めたニュースがよく出て来るんでしょうね(笑)。
――せっかくのロッテとお天気の話なので、その辺りも詳しく……佐々木さんは現地観戦もよくされるそうですが、何となく空模様が気になるものですか?
佐々木 ものすごく気になりますね。特に風速計が。ZOZOマリンだと6、7メートルくらいはそよ風です。
風が強くなる条件ってあるんでしょうか
――(笑)。ZOZOマリンと言えば風が名物ですが、風の強い日とそうでもない日の傾向って、すごく大まかなんですが見えるものなんですか?