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レアードが“本塁打を打ちそうな気温”、なぜZOZOマリンは風が強いのか… ロッテ好き女性予報士が“お天気解説”してくれた
posted2021/06/18 11:01
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by
Sankei Shimbun
プロ野球と切っても切れない関係にある天気の話。野球好きな気象予報士・佐々木聡美さんに気象条件がもたらす野球の珍事あれこれを聞いてきたが、佐々木さんが熱心なファンであるロッテにまつわる話もじっくり聞いた。
佐々木朗希も“雨予報”が多いらしい
――先ほどは“雨柳さん”(雨天中止になりがちな阪神・青柳晃洋投手の愛称)について聞きましたが、ロッテにも気候のあれこれがあるとか。
佐々木 はい! 青柳投手と同じく“雨天中止になりがち”な投手として……古谷(拓郎)投手がいます。2020年の10月8、17、19日と3戦連続で初先発が雨天中止になってしまいましたが、まさに低気圧が定期的に来るタイミングに当たってしまったのだと思います。あと実は、佐々木朗希投手も、登板日にけっこう雨予報が多かったんです。これはオープン戦、大船渡高時代までさかのぼってみても多めでした。
――高校時代までさかのぼってくれたんですか(笑)。
佐々木 名字が同じですし、何よりも大注目されているピッチャーですからね。実はプロ初勝利を挙げた甲子園での阪神戦(5月27日)も、当初は雨が怪しい予報だったんです。でも結局、日中に雨がやんだことで無事試合が開催され、佐々木朗希投手にとって念願の地である甲子園で初勝利を挙げるというのは、気象的にもドラマチックですよね。あともう1つ、ロッテの選手と天気の関係性、何か話せることはないかなと思って調べてきたので……ご紹介してもいいですか?
レアードが本塁打を打った時の最高気温を……
――こ、ここまできたらぜひ。
佐々木 ロッテにとって大事なスラッガーであるレアード選手です。「暖かくなってくると打つ」という印象があるので……今シーズン、11号本塁打までのホームランを打った日の最高気温を調べてみたんです。
――さすが(笑)。