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レアードが“本塁打を打ちそうな気温”、なぜZOZOマリンは風が強いのか… ロッテ好き女性予報士が“お天気解説”してくれた
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph bySankei Shimbun
posted2021/06/18 11:01
ホームラン後、お寿司を握るレアード。実はお天気に傾向あり?
「たまむすび」で竹山さんが相手してくれたり
佐々木 なのでロッテにハマってからは、野球に関係したことをプラスアルファするようにしたんです。例えば「今週は寒いですし、野球もシーズンが終わったので私も冬眠したいです……」みたいに(笑)。するとリスナーの皆さんも優しく耳を傾けてくれましたし、「たまむすび」に出演していた際は、ホークスファンであるカンニング竹山さんが相手してくださったりと、天気予報で野球やスポーツに少し触れると、こんなに人に伝わりやすくなるんだなと嬉しくなりました。
――とてもいい話ですね……。
長期的にみてちょっと心配なことがある
佐々木 そう言ってもらえると嬉しいです。その一方で、天気と野球などのスポーツで1つ、長期的に少し心配なことがあります。気温上昇です。夏場になると屋外球場は暑さをしのぐためにナイターでの試合が増えますよね。
――確かに野球以外でも、Jリーグはこの時期からナイター開催になります。
佐々木 そうですよね。でも最近は6月になると、仙台付近でも最高気温25度を超える日が珍しくなくなってきました。熱中症対策などを踏まえると、今後はナイター開催の時期を早めなければいけなくなるのでは……と気象予報士としては気にしています。休日のデーゲームをビール片手に楽しんで見たい、というファンの方も多いはずですからね。私もですが……。
――最後の最後にまさかのビール好き判明なんですが、今の話を聞くとスポーツを通じて気候について考えさせられますね。
佐々木 そうですね。最後はマジメになってしまったのですが、ZOZOマリンで海沿いの風を感じて野球を見ること、そして選手たちもそこでプレーすることは一番気持ちいいと思うからこそ、天気についてしっかりとお伝えしていければという思いで今後も発信していきます。私自身、ロッテと一生添い遂げようと思いますので(笑)。
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