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権田修一が本気で考える「日本でGKが人気ない」問題の改善法 欧州で指導者になったユース時代の同僚と話し込んでみた
text by
谷川良介Ryosuke Tanikawa
photograph byEtsuo Hara/Getty Images
posted2021/05/27 11:01
清水や日本代表で活躍する権田修一。FC東京の下部組織時代の“同僚”とGKについて大いに語ってくれた
GKの練習も国によって“色”が違う
権田:練習メニューなどは当然、コーチによって異なります。ただ大きく見ると、特にヨーロッパは国ごとに"色"があるので。オーストリア式はドイツに近いのかもしれないけど、それこそドイツ式、イタリア式、フランス式とそれぞれちょっと違う。
中野:確かに"色"は全然違う。
権田:日本では現状、日本人GKの良さを生かすための指導ではない。外国人コーチが多いですし、日本人のスペシャルなGKコーチの数は絶対的に少ない。そのコーチたちも海外でエッセンスを受けた方が多いのかもしれない。それこそ、代表監督が代わったらサッカーがガラッと変わるのがこれまでの日本。歴史も浅いから外からの吸収は当然、大事なんですけど。
今は森保(一)さんのもと、日本人らしいサッカーを目指して、コレクティブにやるというところを大事にしている。そういうところをGKの分野でも、もっと意識していいのかなと。
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