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久保建英が残留導くゴールでユニフォームにキス 「《本物の天才》と呼ぶのは…」2年目の苦闘を予見したエムボマの評価とは
posted2021/05/17 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Mutsu Kawamori
<名言1>
人生で最も好きなことであるフットボールのプレーのために、足りないことはすべてやります。
(久保建英/NumberWeb 2021年1月21日配信)
◇解説◇
2020-21シーズンのリーグ戦出場30試合目にして、ようやく久保建英が自らのゴールに歓喜した。
現地時間16日に開催された第37節レバンテ戦に後半から途中出場し、その10分後に得意の左足を振りぬき、今季リーグ戦初ゴールをゲット。ヘタフェを残留に導く決勝点をたたき込んだのだ。
ヘタフェは終盤戦、残留争いの渦中にあった。チームを率いるホセ・ボルダラス監督は守備・フィジカル重視の戦略を取ったことから、序列が下がった久保は加入当初に比べてベンチからの登場ケースが増えていた。
そしてレバンテ戦も5試合連続でのベンチスタートとなった久保だが、その本領をようやく見せてくれたのだ。
試合は13分、久保と同じくバルサ下部組織出身のククレジャからアレニャの先制ゴールを奪ったものの、30分にレバンテに同点弾を許す。そのまま1-1で迎えた後半30分、久保はボルダラス監督の“3枚替え”によって、ククレジャに代わってピッチへと投入された。
珍しくユニホームを脱ぎ…
そんな久保にビッグチャンスが巡ってきたのは後半39分のことだった。相手GKがミドルパスでつなごうとしたところのミスを久保が見逃さず回収し、そのままドリブルで敵陣へと切り込む。カバーに来たDFとの間合いを図りながらペナルティーエリア内左45度に入るやいなや、左足を振りぬいた。