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久保建英が残留導くゴールでユニフォームにキス 「《本物の天才》と呼ぶのは…」2年目の苦闘を予見したエムボマの評価とは
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byMutsu Kawamori
posted2021/05/17 17:02
決勝ゴールを決めた久保建英は珍しく感情をあらわにした
マッチアップしたマーカーのモヒカに対して29分にボールロストしたものの、43分には自分に食いつかせてチャンスを作った。そして60分にはまたもモヒカと1対1となったが、距離を詰めない相手に対して縦へと仕掛けると、股間を抜くラストパスを通した。まさに駆け引きで勝った象徴と言えるだろう。
ちなみに中西氏によると、U-24日本代表で「駆け引き」に優れる選手の代表格で、もう1人の名前を挙げている。それは川崎フロンターレで大活躍を見せている三笘薫だ。
「『最初のプレーでこう対応されたから、次はこうしよう』という駆け引きに基づいています。相手を見てプレーすることが、Jリーグではできているのです」
わかっているのに止められないドリブルを発動する三笘と久保。タイプとしては微妙な違いはあるとはいえ、いわゆる「サッカーIQ」では共通する高さがあるのは確かだ。