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開幕から13戦無敗、J2新潟がこれほど強い理由… キーマン高木善朗&本間至恩を活かすアルベルト監督の手腕とは
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byALBIREX NIIGATA
posted2021/05/14 11:00
左サイドで躍動し、好調の新潟を牽引するMF本間至恩
得点こそ奪えなかったが、警戒される中でも修正して勝ち点1をもぎ取ったことは今後の長いシーズンにおいてさらなる自信になったことだろう。こういった小さな取りこぼしがJ1昇格に大きく響くことは、他でもない新潟がここ数年で痛いほど味わってきていることだ。
「我々は自分たちのプレースタイルを信じています。プレースタイルをダメな時にも苦しい時にもそこは信じてやらないといけない。このプレースタイルこそが我々を勝利に導いてくれるからです」(アルベルト監督)
ホームで行われた松本戦では1万3101人のサポーターが詰めかけ、スタジアムをオレンジに染めた。2017年以来となる5シーズンぶりのJ1昇格に向けて羽ばたこうとしている『白鳥』に多くのサポーターが熱い視線を向けている。新潟の街の象徴として、アルベルト監督という高性能な羅針盤を信頼し、アルビレックス新潟は信念を持って突き進む。
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