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J1連続無失点記録で歴代1位は名古屋、5位は鳥栖… 2~4位はどのチーム?【マッシモ監督の“堅守実績”もすごい】
posted2021/04/17 11:02
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by
Getty Images
Jリーグ開幕年度から残っていた記録が、2021年に更新されるとは思ってもみなかった。いやそもそも、その記録自体に気づいたのが、14日の試合後のことだったんだけど……。
J1第19節(ACL出場チームの前倒し分)、名古屋グランパスはサンフレッチェ広島と対戦し、1-0で勝利。開幕から8勝2分けの10戦無敗とするとともに、2つのJ1新記録が生まれている。
・無失点時間記録:818分
・9試合連続クリーンシート
※連続クリーンシートは8試合目で新記録
開幕節・アビスパ福岡戦の後半37分に失点して以降、今シーズンの名古屋は相手チームの得点数に「ゼロ」を刻み続けている。守護神ランゲラックや丸山祐市、中谷進之介らといった盤石の防壁はもちろん、柿谷曜一朗や齋藤学ら前線の選手も献身的に前線からチェイスし、稲垣祥と米本拓司のダブルボランチもボールを回収し続けるし……ピッチ上でわずかなスキを見つけるのすら難しそうだなと感じるほどだ。
あれ? 今季序盤戦のJリーグって、もう1つ「無失点記録」がピックアップされてなかったっけ、と思い出したのはサガン鳥栖だ。こちらはJ1新記録となる開幕7試合連続無失点こそならなかったものの、ここまで3失点。16日時点で4位とJ1上位争いに割って入っている。
鳥栖といえば、名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督が率いていた頃もあったな……ということでフィッカデンティ監督の“ある数字”、それに加えて「2位以降はどのクラブだったんだろう?」と、連続無失点記録の歴代トップ5を調べてみた。
今季グランパスの「ウノゼロ」は何試合ある?
1位:名古屋グランパス 818分/2021年2月~4月
GK:ランゲラック
DF:丸山祐市、中谷進之介、宮原和也、吉田豊、木本恭生、成瀬竣平
MF:米本拓司、稲垣祥、長澤和輝、阿部浩之
FW:柿谷曜一朗、山崎凌吾、ガブリエル・シャビエル、相馬勇紀、マテウス、齋藤学、前田直輝
今オフ、大型補強が話題になった名古屋だが、スコアを並べると手堅く勝利を積み上げている。