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【桜花賞】ソダシvsアカイトリノムスメの「紅白対決」か…“並ではないスピード”のあの馬が逃げるとコワい?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2021/04/10 17:00
阪神ジュベナイルフィリーズを制したソダシ。その美しい白い馬体に泥臭い強さも備えている
「紅白対決」をまとめて負かしてしまいそうな
「紅白対決」に割って入るか、まとめて負かしてしまいそうな雰囲気があるのは、阪神ジュベナイルフィリーズでソダシとハナ差の接戦を演じたサトノレイナス(父ディープインパクト、美浦・国枝栄厩舎)だ。鞍上がクリストフ・ルメールというだけでもマークしなければならないし、改修中の京都開催がないぶんも使われている芝コースで、比較的傷みの少ないところを走れる大外18番枠を引いたのも好材料だ。
毎回、折り合いを欠きながらも、阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)以外では負けていないメイケイエール(父ミッキーアイル、栗東・武英智厩舎)も上位に来るだろう。
メイケイエールはひょっとするかも
◎ソダシ
○サトノレイナス
▲メイケイエール
メイケイエールは、道中で他馬の後ろにつけようとすると必ず引っ掛かる。主戦の武豊が負傷したため乗り替わる横山典弘は、馬の行く気に任せた思い切った競馬を躊躇なくできるジョッキーだ。
持っているスピードは並ではないだけに、逃げたらひょっとするかもしれない。
コース沿いのソメイヨシノは終わりかけかもしれないが、予報によると、週末、傘マークはついていない。先週のような道悪ではなく、綺麗な良馬場でのスピード対決が見られそうだ。