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【香川真司32歳に】ザック、クルピ、クロップ… 「シンジは本当に、本当に、素晴らしい」名将もホレた才能
posted2021/03/17 06:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Getty Images(Masashi Hara)/Takuya Sugiyama
<名言1>
年齢は関係なくて、才能なんです。
(レヴィー・クルピ/Number791号 2011年11月10日発売)
◇解説◇
07年からセレッソ大阪を指揮したクルピは、香川真司や清武弘嗣の将来性をいち早く見出し、彼らの才能を開花させるためにチャンスを与えた。才能があれば、相応の舞台に立たせるべき──それがクルピの育成哲学である。
当時18歳だった香川を先発起用するなど実力を高く買っていたが、2020年初頭のインタビュー(https://number.bunshun.jp/articles/-/842012)ではその際の心境をこのように振り返っている。
「シンジの能力からしたら、デビューするのが遅すぎたくらい。この試合はまだ他の選手との連携が不十分だったが、プレー内容は悪くなかった」
そんなクルピは今季からセレッソの指揮官に復帰。果たして西川潤や坂元達裕といった若き才能を、どのように導いていくのだろうか。
<名言2>
日本代表に行きたかったら、ヨーロッパに行きたかったら、10~15点は取れ。
(レヴィー・クルピ/Number791号 2011年11月10日発売)
◇解説◇
「才能があれば僕はどんどん起用する」
控え選手だった香川真司の天性のゴールセンスを感じ取ったクルピ監督は、トップ下に抜擢。「君はアタッカーなんだ。もっと貪欲にゴールを目指せ」と激励し、レギュラーで起用し続けた。そして香川に得点のノルマを課し、才能を引き出した。
その後、日本屈指のアタッカーに成長した香川は、ドルトムントに移籍。若きサムライの活躍は衝撃をもって受け入れられたのだ。