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【武豊52歳に】天才ジョッキーが漏らしたディープの重圧、デムーロ「ユタカさんは嫌いだよ!」の真意とは 

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2021/03/15 06:00

【武豊52歳に】天才ジョッキーが漏らしたディープの重圧、デムーロ「ユタカさんは嫌いだよ!」の真意とは<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

52歳となった武豊(Number888号/2015年の表紙カット)

<名言5>
僕はそんなKYじゃないですよ(笑)
(武豊/Number917・918号 2016年12月15日発売)

◇解説◇

「まつりだ、まつりだ、キタサンまつり~今日は豊さんとまつりだよ~♪」

 2016年の天皇賞(春)を制したキタサンブラックのオーナーで歌手の北島三郎は、勝利を祝って京都競馬場に歌声を響かせた。歌い出す前には「今日は豊さんの『まつり』にしたいと思います」とリップサービスも飛び出し、騎乗した武豊への“無茶振り”で会場を大いに沸かせた。

 北島は優勝したジャパンカップ(11月)のレース後でも再び熱唱。ファンも楽しみにする恒例行事となった“ショー”にのせられた武は、ラジオ番組で有馬記念を勝ったら『まつり』を歌うと冗談めかして宣言している。

 しかし、有馬記念に向けた取材でその本意を尋ねられると、「ラジオでは『まつり』を歌いますと言いましたけど、さすがにそれは……、どうだろう。北島(三郎)さんの横でしろうとの僕が歌えます?」と控えめ。「さすがに僕はわかっていますよ。歌うにしても歌わないにしても有馬はやっぱり勝ちたいですね」と手綱さばきのようにさらりと冷静にかわしてみせた。

 迎えた有馬記念。キタサンブラックは最後の直線で首位に立つが、ゴール直前で後ろにぴたりとついてきたサトノダイヤモンドに差し切られ、惜しくも2位。もしキタサンブラックが勝利していたら、武はさぶちゃんの無茶振りに応えていたのだろうか。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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