沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
フェブラリーSで「買い」の1頭と好勝負必至の2頭とは? 本命候補が“軒並み回避”の大混戦に必要な2つの要素
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2021/02/20 17:02
1月の東海ステークスを制したオーヴェルニュは混戦を制するポテンシャルを持つ
もう一頭見逃してはいけないあの馬
勢いと言えばもう1頭、カフェファラオ(牡4歳、父アメリカンファラオ、美浦・堀宣行厩舎)も、あっさりのシーンがあって不思議ではない存在だ。出走馬で唯一の4歳馬。6着に終わった前走のチャンピオンズカップのあと、ここに向けてじっくり仕上げられ、堀調教師は「フレッシュな状態で臨めると思う」とコメントしている。
手綱を取るクリストフ・ルメールとは3戦連続のコンビとなる。勝ちパターンと負けパターンの両方を知っているだけに、今回は力を完全に引き出し勝ちに来るだろう。
◎オーヴェルニュ
○レッドルゼル
▲カフェファラオ
一昨年のフェブラリーステークスは藤田菜七子がコパノキッキング(5着)でGI初騎乗を果たしたレースとして注目された。昨年はモズアスコットが勝ち、芝・ダート二刀流でのGI制覇をなし遂げた。
今年も過去2年に負けない、エポックメイキングなレースになってほしい。