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2021年の平地GI全24レースの勝ち馬を大予想 コントレイルら昨年のスター馬は何勝できるのか?
posted2021/01/31 06:00
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Kyodo News
2021年に行われるJRAの平地GIを、現時点ですべて予想してほしい――。
編集部からそうリクエストされたとき、これは無茶ぶり以外の何物でもないと思った。特に、まだデビューすらしていない2歳馬の予想はかなり難しい。というより、不可能に近い。が、古馬に関しては、グランアレグリアのようにアクシデントさえなければかなりの確率で勝ちそうな馬もいないわけではない。
ということで、私の2021年全GI勝ち馬予想を、寸評と自信度(A、B、C)とともに、一気に紹介していきたい。
コントレイルは今年も強い【フェブラリーS~桜花賞】
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フェブラリーステークス(2月21日、東京ダート1600m)
タイムフライヤー(牡6歳、父ハーツクライ、栗東・松田国英厩舎)
2月一杯で引退する伯楽・松田国英調教師にとって、最後のGI獲りのチャンス。ドラマに期待する意味でも。(B)
高松宮記念(3月28日、中京芝1200m)
グランアレグリア(牝5歳、父ディープインパクト、美浦・藤沢和雄厩舎)
陣営が距離を延ばして使っていくことも考えているようなので、使われない可能性もあるが、出てきたら不動の本命。(A)
大阪杯(4月4日、阪神芝2000m)
コントレイル(牡4歳、父ディープインパクト、栗東・矢作芳人厩舎)
激戦となった昨年の菊花賞、ジャパンカップの疲れも癒え、ベストの距離で本領発揮。伝説の第二章が始まる。(A)
桜花賞(4月11日、阪神芝1600m)
ソダシ(牝3歳、父クロフネ、栗東・須貝尚介厩舎)
強くて美しい、白いアイドル。世を去った種牡馬の仔は走ると言われている。天国の父にさらなる勲章をプレゼント。(A)