プロ野球亭日乗BACK NUMBER
プロ野球、自主トレでヤクルト村上宗隆らに陽性判定が…契約期間外でも球団が管理すべき?
posted2021/01/09 11:02
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph by
SANKEI SHINBUN
新型コロナウイルスの感染拡大が一向に収まらない中で迎えた2021年。1月7日には東京都を中心にした埼玉、千葉、神奈川の首都圏に緊急事態宣言が出され、8日からは飲食店の営業時間をさらに短縮するよう要請するなど、宣言に基づいた対応が求められることになった。
その中で論議を呼んでいるのが、例年成人の日に行われていた各自治体による成人式の開催の中止や見送りである。
東京23区ではほとんどが式の中止を決定しているが、その中で杉並区、中野区などは、例年通りに新成人を集めた式典を行うことを決めている。
「年末年始の都内感染者は急激に増加し、1月7日には政府より特措法に基づく緊急事態宣言が発出されましたが、区としましては、これまで準備を進めてきた感染予防策を徹底することで、予定通り開催することといたします」
2次会、3次会へと流れていく危険性
こう語る田中良杉並区長はまた、「感染者の半数以上は、若者が占めています。人生の節目となる成人の日に旧友との再会を楽しみにされていた新成人の皆様には、この状況をご理解いただき、式典前後での会食、特に大人数での酒宴はお控えくださいますようお願いいたします」とも語っていた。
もちろん式典を行えば人が集まり、そこに集まった友人同士で2次会、3次会へと流れていく危険性も考慮しなければならない。
その一方できちっと管理された式典を行い、晴れ着を着て友人たちと成人を祝う場を提供することで、少しでも安全な一生に一度の晴れ舞台できるという考えだ。