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【高校ラグビー】「“聖地”花園の最寄り駅やけど…」近鉄奈良線の“ナゾのラグビー駅”「東花園駅」には何がある?
posted2021/01/03 11:04
text by
鼠入昌史Masashi Soiri
photograph by
Masashi Soiri
年末年始はスポーツの季節である。筆者のような怠惰な凡人が外でスポーツを楽しむのは寒すぎてとうてい無理だが、見るだけならば飽きることはない。箱根駅伝、高校サッカー……そして冬のスポーツと言ったらラグビーだという人も多いに違いない。年の瀬から新年にかけて、“聖地”花園ラグビー場を舞台に高校ラグビーの全国大会が開催されている。
花園ラグビー場は高校ラグビーはもちろんのこと、1年ちょっと前にはラグビーのワールドカップの会場にもなって大いに盛り上がった。ラグビーに興味がない人でも、花園と聞いたらなんとなくラグビーを思いうかべるのではないかと思うほどに、花園=ラグビーはすっかり定着している。
平日の「東花園駅」には何がある?
そんな花園ラグビー場があるのは大阪府東大阪市。最寄り駅は近鉄奈良線の東花園駅だ。
東花園駅の近く、ラグビー場の東側には車両基地もあって、日中の下り普通列車(各駅停車)の半分が終着駅としている。だからラグビー駅であると同時に“ナゾの終着駅”でもあるのだ。筆者はあいにく花園ラグビー場を訪れたことがないので、東花園駅がどんなところなのかをまったくしらない。ならば行くしかない、ということで、実際に現地を訪れることにした。訪問したのはラグビーの試合があるわけでもないごくごく普通の平日である。