“東大”の肩書きを大いに利用して

「今はバレーで結果を出せていないので、ただの“東大出身”というだけです。まずはリーグ、アジアを制して世界で勝つチームになることが一番ですし、そこにプラスして今までは取れなかったデータを取れるような仕組みを、いろいろな人とコラボしながら実現させたい。それがバレーボールの新たな魅力を発信することにもつながると思うし、膨大なデータを整理する非生産的なアナリストの作業ももっと改善されるかもしれない。いわば、働き方改革ですよね（笑）。スポーツ専門ではないアカデミックな分野の人たちにも“東大”の肩書きは食いつきやすいと思うので、これからの可能性を広げるためならば大いに利用して、バレーボールは面白い、と思ってほしいです」

　参謀、官房長官、裏ボス。いずれにせよ、チームに欠かせぬ存在であるのは間違いない。

あ選手とコミュニケーションを図る藤原アナリスト。今季に懸ける思いを語った　©︎NEC RED ROCKETS