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「俺が全部訳す。何かあったら俺のほうを見ろ」25歳大塚達宣がセリエA初先発の19歳大学生に贈った熱い言葉「本当にお兄ちゃんみたいな存在」
posted2026/03/13 11:03
ミラノで2年目のシーズンもいよいよ終盤。プレーオフではヴェローナとの1stレグを落としたが、準決勝進出に向けて奮闘する日々が続く
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
Getty Images
1年でこれほど変わるものかと驚かされた。
バレーボールの世界最高峰リーグ、イタリア・セリエAのミラノにおける大塚達宣の立ち位置や、周囲のチームメイトからの眼差し、そして大塚自身の意識も、昨季とはまったく違っている。
毎日必死だった移籍1年目
大塚は昨季、初めての海外移籍を決意し、それまで所属していたパナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)からミラノに移籍した。昨季のミラノには、マテイ・カジースキやマッテオ・ピアノ、ヤシン・ルアティといった経験豊富なベテランが多く、大塚は若手の立ち位置だった。
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海外1年目で、少しでも早くチームに馴染もうと毎日必死だった。日本にいる時以上にテンションを上げて、大袈裟なほどのジェスチャーや表情で自分を理解してもらおうと努めた。その意欲と明るい人柄は周囲に伝わり、「面白いヤツだな」とチームメイトに可愛がられ、特にルアティは兄のように親切に助けてくれた。
だが今季は、25歳の大塚が、兄貴分としてチームを支える柱となっている。
「1年目は経験豊富なベテラン選手が多かったので、そういう人たちから吸収する部分がすごく多かったんですけど、今季はメンバーが代わって若い子が増えて、自分は上から数えたほうが早いぐらい。その中で自分はコートに入る機会を多くもらって、“チームをどう勝たせていくか”という立ち位置になった。ミラノで複数年やっている選手がすごく少なくなった中で、ミラノのバレーをどう浸透させるか、自分たちがどう引っ張っていくかというところもすごく大事だと思っています」

