熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
W杯南米予選がカオス…「恥を知れ」とハメスらに批判の嵐 コロンビアが“暴風雨”エクアドルに1-6惨敗
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byGetty Images
posted2020/11/22 11:03
エクアドル相手の大惨敗にガックリするハメス・ロドリゲス。コロンビアは復調を果たせるのか
南米予選は、今年10月から2022年3月までの1年半に参加10カ国がホーム・アンド・アウェーの総当たりで対戦。4位までがW杯出場権を獲得し、5位が大陸プレーオフに回る。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの3強が順当に勝ち上がるとすると――残り7カ国で1.5枠を争うことになる過酷な大会だ。
コウチーニョ&ネイマール抜きでも強い
第4節を終えて、ブラジルが全勝で首位。第3節と第4節はネイマール(パリ・サンジェルマン)とフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)という攻撃の主力を故障で欠いたが、選手層の厚さで乗り切った。
アルゼンチンはエース・メッシが二重、三重のマークを受けたが、若手のラウタロ・マルティネス(インテル)らの成長と安定した守備で3勝1分の2位につける。そして3位がエクアドルで、以下、パラグアイ、ウルグアイ、チリ、コロンビアの順に続く。
ウルグアイは、第3節コロンビア戦でエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)、スアレスの両エースの得点などで快勝したが、第4節ではスアレスが新型コロナウイルス感染のため欠場し、守備のミスもあってブラジルに完敗した。
南米予選は来年3月下旬に再開され、第5節でアルゼンチンとウルグアイが、第6節でブラジルとアルゼンチンが激突する。
ブラジルとアルゼンチンの両横綱は今後、どう戦うのか。出遅れたウルグアイ、コロンビアはどう巻き返すのか。「暴風雨」エクアドルは今後、厳しくマークされる状況で、引き続き力を発揮できるのか……。
“フットボール熱狂大陸”南米が、さらにヒートアップするのは間違いない。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。