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強すぎフロンターレの数字をリバプール&マンC、全盛バルサと比べても違和感がない衝撃
posted2020/10/21 11:02
text by
斎藤純Jun Saito
photograph by
Getty Images
川崎フロンターレが、強すぎる。
8月にリーグ新記録の10連勝を達成したかと思えば、再び連勝街道を突っ走り、今度は11連勝でレコードを塗り替えた。リーグ戦の3分の2にあたる24節が終わった段階で、実に65の勝ち点を積み上げ、2位のセレッソ大阪とは17ポイントの差が開いている。
さて、フロンターレはどれほどに強いのか。繰り広げているサッカーの質もさることながら、その勝利数の突出ぶりは数字に表してみるとさらに説得力を増す。
例年ならセレッソ、FC東京も……
21勝2分け1敗。文字通りの圧倒的独走状態。ここで10月19日時点での順位表を見てみよう。
<勝ち点>
65 川崎フロンターレ(24試合消化)
48 セレッソ大阪(24試合消化)
47 FC東京(26試合消化)
2位・セレッソ大阪との勝ち点差は17。2位以下が結果を残せていないんじゃないの? と見る向きもあるかもしれないが、それは違う。
昨年の第24節終了時点でのトップは勝ち点49のFC東京。鹿島アントラーズが勝ち点45、最終的にチャンピオンに輝いた横浜F・マリノスが同42と続いていた。2018年の同時点を振り返ってみても、サンフレッチェ広島が勝ち点52で首位を走り、川崎が同47で追走。そこからさらに6ポイント離れてFC東京と北海道コンサドーレ札幌が追う展開だった。
今季のセレッソやFC東京は、十分に優勝争いの主役となり得る成績なのだ。“例年”ならば。