令和の野球探訪BACK NUMBER

漁府輝羽が“最後の甲子園”で輝いた理由。「当たり前じゃない」ことはコロナ以前から知っていた。 

text by

高木遊

高木遊Yu Takagi

PROFILE

photograph byYu Takagi

posted2020/09/05 08:00

漁府輝羽が“最後の甲子園”で輝いた理由。「当たり前じゃない」ことはコロナ以前から知っていた。<Number Web> photograph by Yu Takagi

合同練習会で存在感を放ったおかやま山陽3年・漁府輝羽。堤尚彦監督の指導のもと、自主性を身につけてチャンスを生かした。

「俺にさらなるチャンスをくれ」

「自分のことだけでなく人のことも考えて行動できる人間になりたいですし、毎日が当たり前でないことをこれからも忘れずにいたいです」

 少ないチャンスを生かせたのは、ひと振りの重みを誰よりも理解していたからかもしれない。

「俺にさらなるチャンスをくれ」

 そんな強い意志は語らずとも、その一挙手一投足で明確に示した。

関連記事

BACK 1 2 3
漁府輝羽
おかやま山陽高校
堤尚彦

高校野球の前後の記事

ページトップ